神社のぼりとはどんなもの?
神社のぼりは、名前の通り、神社に立てられているのぼり旗のことです!
多くののぼりが神社の周辺や境内に立てられています。
のぼり旗というと、私たちがよく目にするのは、
コンビニやスーパーなどで販売促進に使われているものかと思います。
神社のぼりは、販売促進用に使われるのぼり旗と何が違うのでしょうか?
今回は、神社のぼりについてみなさんに深く知っていただきたいと思います!
神社のぼりの目的
神社のぼりには大きく2つの目的があります。
【1】祈願
のぼり旗を掲げることで、
そののぼりが心霊の依代(よりしろ)となると言われており、
祈願のために掲げます。
【2】奉納品
神社への奉納の証として、
名前を入れたのぼり旗を掲げることがあります。
たとえば、神社の修復・修繕等、費用の工面や、
お祭りのときの寄付など、恩をカタチに残すという意味で
神社のぼりが掲げられていることもあります。
神社のぼりの特徴
生地
販売促進用などに使用される一般的なのぼり旗には、
ポンジというポリエステル生地を使用しています。
対して神社のぼりには、葛城(かつらぎ)、11号帆布(じゅういちごうはんぷ)、
榊(さかき)、幣(へい)などなど、綿生地を使用することが多いです。
ポリエステルは風になびきやすい軽い素材ですが、
綿は重厚感があるのが特徴です。
「しっかりとした厚めの生地が良い!」
という場合は綿生地をお選びいただいても良いかと思いますが、
綿生地の特徴として、水を吸うと重くなる・乾きにくいという特徴があります。
雨が降るたびに取り込むのが面倒・・・ということで
最近では神社のぼりでもポリエステル生地をお選びいただくことが多いです。
お手入れのしやすさ、風にはためく軽さが特徴のポリエステル生地は
綿生地に比べて価格もおさえられるので、おすすめです!
サイズ
一般的なのぼり旗は縦180cm×横60cmのサイズが多いですが、
神社のぼりはこれよりも大きく作ることがあります。
特に規格はございませんが、
縦300cm~900cm×横70cm~90cmほどのサイズで製作されることが多いです。
印刷方法
ポリエステル生地は、フルカラーのものであれば「ダイレクト昇華プリント」、
使用する色の数が少ない場合には「シルクプリント」とよばれる印刷方法が主流ですが、
綿生地の場合、本染めが多いです。
印刷方法といっても専門的な話になってしまうため、
以下にそれぞれの特徴をまとめました!
~ダイレクト昇華プリントの場合~(ポリエステル生地)
◆メリット◆
・フルカラー印刷ができるため、お写真を入れることが可能。
・納期が早い。(バンテックでは、10枚以下ならば即日発送も可能!)
・価格が安い。
◆デメリット◆
生地が綿よりも薄いため、耐久性は劣る。
→のぼり旗は屋外に常設することが多く、消耗品です。
そのため、まとめて製作して、古くなってきたら
新しいものに取り換えることをおすすめしております。
(ご注文枚数が多いほど、単価をおさえることができます。)
~本染め~(綿生地)
◆メリット◆
・高級感・耐久性がある。
・生地に厚みがあるため発色がきれい。
◆デメリット◆
・1枚でも製作に1~2ヶ月ほどかかる。(印刷会社にもよります。)
・色は1~2色ほどしか使用できない。
・価格が高い。
・洗濯ができない。(業者によるが洗濯すると色が褪せる可能性が高いです。)
本染めは1枚1枚丁寧に作っているため、納期も価格もかかります。
綿ほどの耐久性はないにしても納期がお急ぎの方、
予算をかけられない方、また発注枚数が多い方は、
ポリエステル生地での神社のぼりの製作もご検討してみてください!
神社のぼりの豆知識
同じ神社内に、色の異なるのぼり旗を掲げていることがあります。
なぜだかご存知ですか?
実は諸説ありますが、「四方の神獣の色分け」と呼ばれています!
東は青龍で青または緑、南は朱雀で赤、西は白虎で白、北は黒あるいは紫
とされています。
※色の違いや使い方が決められているわけではないので、
もしお色味に迷われたら、ぜひご相談ください。
神社のぼりについてご理解いただけましたでしょうか?
神社のぼりの製作をご検討されている方は、
ぜひバンテックにご相談ください(^^)/