のぼり旗の印刷方法について

2015年10月13日

のぼり旗の印刷方法は、「インクジェットプリント」と「シルクプリント」の2つが主流です。
今回の記事では、この2つについてご説明させていただきます。
それぞれの特徴を理解することで、ご希望のデザインののぼり旗を価格を抑えながら製作することができます。

のぼり旗の印刷方法その1:インクジェットプリント

インクジェットプリントの仕組み

「インクジェット」という単語は、紙の印刷でもよく聞く言葉だと思いますが、
簡単にまとめると、プリンターから印刷物へ直接(または間接的に)インクを吹きかける仕組みのことを指します。

当店では、インクジェットプリントの中でも「ダイレクト昇華プリント」と呼ばれる方法を採用しております。

「ダイレクト」は印刷物へ直接インクを、「昇華」はその吹き付けられたインクに熱を加えて定着させる工程を指します。
以下の図をご覧いただくと、分かりやすいかと思います。

ダイレクト昇華プリント仕組み

インクジェットプリントの特徴

インクジェットプリントの一番のメリットはデザインの再現性です。
フルカラーで印刷されるため、写真やグラデーションもきれいに表現されます。

インクジェットプリント例

ただし、インクジェットプリントは枚数が多くなると、この後ご説明する「シルクプリント」に比べ
・単価が高くなる
・製作に時間がかかる
といったデメリットもございます。

のぼり旗の印刷方法その2:シルクプリント

シルクプリントの仕組み

シルクプリントは、デザインの色ごとに版を製作し、その版にインクを流し込んで生地へ印刷する方法です。
色数の分だけ、版を製作する必要があるため、
赤、青、白で印刷したい場合は、2版(白は生地の色をそのまま使うため色数に含みません)
フルカラーで印刷したい場合は、CMYKの4色=4版が必要になります。

シルクプリントの特徴

のぼり旗のシルクプリントでは顔料インクを使うことが多いです。このインクは、際(きわ)がはっきり出るのが特徴で、小さい文字やデザインなども認識しやすいというメリットがあります。

シルクプリント際

ただし、シルクプリントでフルカラーのデザインを印刷する場合、
4つの版の小さな隙間からインクを落とし込む網点(小さい点の集合)での表現になります。
遠くから見るときれいですが、近づいて見るとインクジェットに比べ若干表現力は劣って見えます。

シルクプリント網点

枚数が多い場合、シルクプリントは、インクジェットプリントに比べ以下のメリットがございます。
・版代を考慮しても、単価が安い
・版の製作に数日かかるが、そのあとの印刷工程は短いため、短納期にも対応できる

 

いかがでしたでしょうか。
枚数が少ない(およそ100枚以下)場合は、インクジェットプリントで決まり、
それ以上の場合は、シルクプリントも視野に入れると覚えておくといいと思います。

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